約 7,998 件
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/1188.html
越後国 蒲原郡 下條組 長谷(なかたに)村 大日本地誌大系第34巻 67コマ目 府城の西に当り行程18里18町。 家数30軒、東西55間・南北2町30間、山間に住す。 東20町計五十島村の山に界ふ。 西1里26町計、公領本郡小山田村の山に界ふ。 南1里20町余、公領本郡高石村の山に界ふ。 北16町熊渡村の界に至る。その村まで20町。 また 丑寅(北東)の方17町取上村に界ひ揚川を限りとす。その村まで20町。 山川 沼嶽(ぬまがたけ) 村より申(西南西)の方2里計にあり。 頂まで1里余。 雑木多し。 長谷川(なかたにかわ) 村東50間にあり。 沼嶽より流れ出、丑寅(北東)に流るること2里計揚川に入る。 広3間計。 揚川 村の東北にあり。 五十島村の境内より来り、西に流るること5町計熊渡村の界に入る。 広2町。 神社 諏訪神社 祭神 諏訪神? 相殿 稲荷神 鎮座 不明 村西1町余にあり。 鳥居あり。熊渡村星大和が司なり。 十二山神社 祭神 十二山神? 鎮座 不明 村西1町計にあり。 鳥居幣殿拝殿あり。村民の持なり。 寺院 地蔵堂 村中にあり。 造立の初知らず。村民の持なり。 Google Map長谷地区 沼嶽?長谷川の上流に菅名岳(すがなたけ)ならありますが…。 諏訪神社 十二山神社 - 見当たらず。 地蔵堂 - 見当たらず。 余談。 この辺りは旧地名「東蒲原郡下條村大字上戸谷渡字十二林」でしょうか? 神社明細帳に、十二林にある山神神社を明治40年5月に同地の諏訪神社へ合併との記載があります。 ※越後佐渡デジタルライブラリー『神社明細帳 阿賀町』 No.61より山神神社(全体に×印) No.62より諏訪神社
https://w.atwiki.jp/shuin/pages/68.html
中尊寺(本堂) 中尊寺(金色堂) 中尊寺(讃衡蔵) 中尊寺(弁慶堂) 中尊寺(地蔵堂) 中尊寺(大日堂) 中尊寺(薬師堂) 中尊寺(峯薬師堂) 中尊寺(弁天堂) 中尊寺(経蔵) 中尊寺(本堂・金色堂)・御朱印帳 中尊寺(弁慶堂)御朱印帳 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/961.html
陸奥国 耶麻郡 小田付組 稲(いな)村 大日本地誌大系第32巻 82コマ目 府城の北に当り行程3里3町余。 家数50軒、東西1町36間・南北3町3間。 四方田畠なり。 東1町17間上田村の界に至る。その村まで4町50間余。 西4町15間五目組中村の界に至る。その村は亥(北北西)に当り23町40間余。 南6町20間小田付村の界に至る。その村まで6町20間余。 北3町36間下岩崎村の界に至る。その村は亥(北北西)に当り8町40間余。 また 丑(北北東)の方4町20間上岩崎村の界に至る。その村まで12町20間。 山川 田付川 村北2町20間余にあり。 上岩崎村の方より来り、南に流るること12町20間余小田付村の界に入る。 清水 村の寅(東北東)の方1町にあり。 東西6間・南北4間。 土産 藺席(いむしろ)(*1) この村及び上田村にてこれを織り、専ら生計とするものあり。その余隣村よりも多く鬻(ひさ)ぎ出す。総て北方(きたかた)おもてという。 神社 鹿島神社 祭神 鹿島神? 相殿 伊勢宮 稲荷神 天神 鬼渡神 勧請 ? 村東にあり。 何れの頃にか常陸国鹿島郡より勸請すという。 鳥居幣殿拝殿あり。熊倉村山口美濃これを司る。 寺院 地蔵堂 村中にあり。 建立の時代知らず。 村民の持なり。 古蹟 館跡 村中にあり。 東西42間・南北36間。 天正の頃(1573年~1593年)まで葦名小太郎盛保というもの住すという。土居隍の形存し、内城という字あり。 旧家 荘太郎 この村の肝煎なり。葦名小太郎盛保が裔なりとて世々肝煎役を勤め、今に盛保が館迹に住すといえど履歴の詳なることを知らず。 Google Map稲村地区 鹿島神社 地蔵堂 稲村館跡地鹿島神社の南西の辺り? 不動尊
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/1107.html
陸奥国 耶麻郡 吉田組 樟山(くぬきやま)村 大日本地誌大系第32巻 162コマ目 府城の西北に当り行程9里18町。 家数12軒、東西50間・南北1町40間。 東は山に倚り西は笹川に傍い、南北は田圃(たんぼ)なり。 東16町新村の山界に至る。その村は寅(東北東)に当り6町40間。 西1町46間滑沢村の界に至る。その村まで11町50間。 南1町50間大谷組井谷村の界に至る。その村まで15町。 北1町14間原村の界に至る。その村まで11町10間余。 山川 笹川 村西1町にあり。 原村の境内より来り、未申(南西)の方に流るること8町40間滑沢村の界に入る。 松倉川(まつくらかわ) 村東3町30間余にあり。 源2あり。堂明沢(たうみやうさわ)・滝沢(たきのさわ)という。 共に新村の境内より来り2水合し松倉沢となり、南に流れ西に転じて滑沢村の界に入り笹川に注ぐ。 境内を経ること10町40間余。 関梁 笹川橋 村西1町にあり。 長7間・幅1間。 滑川村の通路、笹川に架す。 寺院 地蔵堂 村より戌(西北西)の方にあり。 建立の年代詳ならず。 村民の持なり。 Google Map樟山地区 松倉川? - 地理院地図に流域の記載はありませんが、合流する沢と似た名前の地名はありました。下流、笹川への合流地点はこの辺です。道明沢 滝ノ沢 笹川橋 地蔵堂 - 見当たらず笹川郵便局の少し南側に石碑が並んでいる場所はありました。 西会津国際芸術村 NIAV廃校(新郷中学校)を再利用した芸術施設だそうでカフェもあるとの事。詳しくは公式HPを参照。 余談。 西会津町役場 新郷連絡所の北西に宮ノ前という地名があり、山の麓に何か建物がありそうです。
https://w.atwiki.jp/aizufudoki/pages/490.html
陸奥国 大沼郡 中荒井組 出戸田沢(てとたさは)村 大日本地誌大系第33巻 29コマ目 府城の西に当り行程2里30町。 家数38軒、東西3町12間・南北2町3間。 西南は山に傍(そ)ひ東北は田圃(たんぼ)なり。 東8町11間小沢村の界に至る。その村まで11町50間余。 西13町15間河沼郡牛沢組勝方村の山に界ふ。その村は戌亥(北西)に当り11町余。 南11町小沢村の山に界ふ。 北4町牛沢組日度村の界に至る。その村は丑寅(北東)に当り6町。 端村 沼山(ぬまやま) 本村より未申(南西)の方1里10町入田沢村の境内を隔て山中にあり。 家数11軒、東西1町・南北52間。山上に住す。 地面、東西20町・南北20町。東は蕎麦目村の小名槻曽根の山に界ひ、西は牛沢組大野村の山に連なり、南は高田組逆瀬川村の山に隣り、北は勝方村の山に交わる。 山川 田沢川(たさはかわ) 村西3町にあり。 入田沢村の境内より来り、7町北に流れ勝方村の境内に入る。 水利 堤3 一は村南2町にあり。周300間余。元禄中(1688年~1704年)これを築き日度村の養水とす。 一は村西8町にあり。周240間余。また元禄中に築き牛沢組牛沢村の養水とす。 一は村より5町未申(南西)の方にあり。周160間余。 神社 八幡宮 祭神 八幡宮? 相殿 八幡宮 稲荷神 白山神 鎮座 不明 村西8町にあり。 鳥居幣殿拝殿あり。宮下村渡部出羽が司なり。 寺院 龍澤寺 村中にあり。 米白山と號す。天台宗高田村龍興寺の門徒なり。 開基の年月詳ならず。亮源という僧建立すという。その後堂宇頽破(たいは)して遺跡纔(わずか)に存せり。 寛永13年亮仲という僧中興すという。 本尊弥陀客殿に安ず。 地蔵堂 境内にあり。 Google Map八幡神社 龍澤寺 子安地蔵堂 神社 沼山地区
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/3464.html
裳階 もこし 仏堂、塔や天守などに用いられる、軒下の壁面に取り付けられた庇状の構造物のこと。 本来の屋根の下にもう一重屋根をかけるようなかたちになる。 元来は雨を防ぐ補助的な庇だったと考えられるが、建物を実際より多層に見せ、外観を立派にする効果から、寺院建築でよく用いられる。 正福寺地蔵堂 関連項目 佐竹寺 建築・都市辞典 旅辞典 旅辞典2 東大寺 正福寺 タグ 「も」 建築用語
https://w.atwiki.jp/zoom100/pages/130.html
ナーランダ僧院 概略 高さ13.9m(基壇、棟飾り込) 桁行(幅)10.9m 梁間(奥行)10.9m 全高3.9m 中華人民共和国、工芸美術大師・佘國平佛師制作の地蔵菩薩像が祀られている。 地蔵菩薩は、釈尊御入滅後、弥勒菩薩が世に現れるまでの五十六億七千万年の間、衆生済度を委ねられた菩薩。 日夜、六道界を駆け巡り、四十八の化身をもって、人々へ佛縁を結んで救いへと導き、ことに、子供たちを守る佛様として知られている。 二十四孝、十二の干支の精緻な彫刻欄間を始めとする717点の彫刻が四囲を飾り、人の道と悠久の時の流れを教えている。 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 地蔵盆 フェイスブックページ 念佛宗【念仏宗】無量寿寺 佛教之王堂 地蔵堂 『二十四孝彫刻』 兵庫県加東市 http //www.facebook.com/NenbutsushuSculpture24 お地蔵様の御縁に触れて〜念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 手水舎で身と心を清め、参道に戻ると、対面に静かに御堂が佇んでいる。 両脇に石灯籠を配したこの御堂は、昼夜を分かたず日々一切の衆生を救わんと、六道界を駆け巡る地蔵菩薩をお祀りする念佛宗(念仏宗)の地蔵堂。 中国故事に源流を持つ「十二支」や親孝行物語「二十四孝」を象った、聖地な欄間彫刻を始め,七百十七点の彫刻が御堂の四囲を飾り、悠久の時の流れの中で、多くの聖人達が説き示された「天地の理(ことわり)や「人の道」を教えている。 二十四の親孝行物語を刻む 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 地蔵堂 哭竹生笋(こくちくせいしゅん) 主人公の孟宗は、中国の三国時代、呉(222〜280 年)の江夏郡(現在の湖北省)の人で、幼い頃に父を亡くしてからは、 父に代わって母を養い、長年孝養を尽くしてきました。 ある冬の日のこと、「筍(たけのこ)が食べたい」と病気がちの老母が嘆くのを聞いた孟宗は、すぐに竹林に行き、筍を必死に探すものの、厳冬の雪の中、筍などあるはずもありません。孟宗は途方に暮れ、一人、竹にすがって声を上げて泣いていました。 すると、突然地が裂け、筍がたくさん生えて来たのです。孟宗がその筍を吸い物にして母に食べさせると、母は多いに喜び、病も癒えました。 これは天が孟宗の孝心に感じて起こしたのだろうと言い伝えられており、孟宗竹(もうそうちく)の由来ともいわれています。 郭巨埋児(かくきょまいじ) 郭巨は、母と妻、幼子と貧しい家で暮らしていました。母は孫を可愛がり、 郭巨も家族を大切にしていました。 しかしある時、郭巨は思いつめて妻に告げました。 「母に食事も満足に食べさせられず、母はその少ない食事さえ孫に分けて、大変辛い思いをしている。 子はまたいつか授かることがあろう。たった一人の母をもっと満足させたい」 妻は大変悲しく思いましたが、夫の気持ちを理解して、夫婦で子を連れて山へ行きました。 郭巨が泣きながら子を埋めるための穴を掘ると、地中から黄金の釜が出てきました。 そこには、「孝行な郭巨に天より釜を与える」と書かれています。郭巨と妻は大喜びし、子を埋めるのを止め、黄金の釜を持ち帰り、母に益々孝行を尽くしました。 刻木事親(こくぼくじしん) 丁蘭(ていらん)は、母がなくなった際、別れを昨しんで母の姿を木像に象り(かたどり)、生前の母に仕えるかのように、木像に孝行を尽していました。 ある時、丁蘭の妻が木像の顔を火で焦がしてしまうと、木像の顔は瘡(かさ)のように腫れ、膿が出てきました。 さらに、その二日後、妻の髪が突然刀で切られたように落ちたため、妻は驚いて木像に謝っていましたが、丁蘭も不思議に思い、木像を大通りに祀り、妻に三年間詫びを続けさせました。 するとある夜、雨風の音がして、木像が家に帰ってきたのです。 それ以降、丁蘭は、どんな時も母の木像に話しかけ、大事にしました。 こうした不思議なことが起きるほど孝行を尽くした人は類まれでありましょう。 単衣順母(たんいじゅんぼ) 閔子騫(びんしけん)は孔子(こうし)の門弟で、その中でも特に優れた高弟(こうてい)として知られます。 子騫の母が亡くなると、父は再婚し、その中でも弟が二人生まれました。継母は二人の弟ばかり可愛がり、子騫を虐げました。 寒い冬、継母は二人の弟には温かい綿入りの上着を着せましたが、子騫には薄っぺらな服しか与えませんでした。 父は、子騫が寒さで震えていることに気づき、妻と離縁しようとしましたが、子騫は父を諌(いさ)めて言いました。 「もし母がいなくなれば、三人の子がみな凍えることになります。私一人、寒さを堪えれば済むことです」 その言葉を聞いた継母は、己の過ちを大変後悔し、以来、実の子のように子騫に接するようになりました。 人の善悪は自らの心にありと、古来伝えられるのも道理でありましょう。 扼虎救父(やくこきゅうふ) 楊香(ようこう)は、父を深く敬愛していました。 ある時、楊香が父と一緒に深い山を歩いていると一頭の虎が現れました。 その虎は、額が白く荒々しく、今にも襲いかからんばかりの鼻息でした。 楊香は大切な父を守ろうと、虎を扼(おさ)えつけますが、なおも虎は父に襲いかかろうとします。 そこで楊香は、虎に身を投げ出して叫びました。 「どうか私だけ食べて、父を助けて下さい」 その志の深さに、願いが天に届いたのか、今まで猛り狂っていた虎が突然尻尾をすぼめて逃げ出したため、父子共に虎口(ここう)の難を免れて無事に家に 帰ることができました。 父への孝行の思いが深いため、このような奇特なことが起きたと伝えられています。 湧泉躍鯉(ゆうせんやくり) 主人公の姜詩(きょうし)は、後漢(二五〜二二〇年)の時代、広漢群(現在の四川省) の人です。姜詩は、母が河の清水と魚の膾(なます)を好んでいたため、妻と共に、毎日三キロの道のりを歩いて、魚をとり、母に食べさせていました。 ある日、妻が水を汲んで帰るのが、大風のために遅くなった時、姜詩は、妻が母を蔑ろにしていると思い込み、妻を離縁してしまいました。しかし、妻は離縁後も変わらぬ孝養を続けたため、母はすぐに復縁させました。 妻が帰ってきたその日のこと、家の庭から突然清水が湧き出て、中から鯉が飛び跳ねました。以来、姜詩はこの泉から清水を汲み鯉をとるようになりました。天が、姜詩夫妻の孝行に感じて、このような不可思議を起こしたと言い伝えられています。 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 地蔵堂「瓦」について 念佛宗(念仏宗)無量寿寺の地蔵堂の屋根を見上げると、中央に「閤魔大王」、左右に「桃太郎」と「桃」が見られます。 地蔵菩薩と閤魔大王について、『今昔物語』(こんは次の逸話(いつわ)を伝えています。 ある尼が、死んで冥土に行った際、閤魔大王に生前の罪を取り調べられ ました。尼が一心不乱に「南無帰命頂礼地蔵菩薩」と唱えると、地蔵菩薩が現れ、閤魔大王に掛け合い、尼を生き返らせました。このことで大いに信心を深めた尼は、八十歳を過ぎても心乱れることなく、念佛を唱えながら入滅したということです。 閣魔大王 古代インドの神話では、閤魔は、人類最初の死者であり、善行(ぜんこう)を積んだ者のいく天上界(てんじようかい)の支配者でした。 後に地獄の主になり、唐の末期には、死者の裁判官として最も権威づけされ、「閤魔大王」と呼ばれるようになりました。 『日本霊異記』には「我は閤魔王、汝が国に地蔵菩薩という是れなり」とあり 地蔵菩薩の変化身(へんげしん)とされています。 桃太郎 有名な桃太郎の昔話は、川を流れてきた桃を、おじいさんとおばあさんが 拾いあげ、その桃から生まれた桃太郎が長じて、猿、犬、雉(きじ)を引き連れて、鬼退治を果たすというお話です。 父母を縁とし、人間として生まれたら、「鬼」即ち、貧欲・瞋恚・愚痴の三毒の 煩悩と闘い、人間として生まれてきた目的を果たすことが大切であるということを教えています。 二十四孝 にじゅうしこう 『地蔵菩薩本願経』「閤浮衆生業感品」には、地蔵菩薩の前生である光目という修行者について説かれています。 地獄にいる母を救うため、光目が、佛を供養したところ、母はまず、光目の家人として生まれ変わりました。 そして、さらに佛に一切衆生済度を誓うと、母の長寿と浄土への往生の約束を得たということです。即ち、地蔵菩薩は、母への思いを方便(ほうベん)とし て衆生済度に向かわれたのです。 そして堂内欄聞(らんま)には、「父母の思」に報いる二十四の親孝行物語、「二十四孝」(中国の伝承)が、描かれています。 孟宗 もうそう 病み老いた母を懸命に養ってきた孟宗は、ある時、筍(たけのこ)を食べたがる母のために真冬にもかかわらず、竹林に出掛けました。雪の中で必死に街を探しましたが、掘っても掘っても見つかりません。涙ながらに天に祈ると、見る見る雪が融け、土から街がたくさん生えてきました。母が口にすると、たちまち病も癒えたということです。孟宗竹の語源となった故事です。 漢文帝 かんぶんでい 前漢第五代皇帝であった文帝は、母の薄太后(はくたいごう)に対して孝行を尽くし、母の食事の際は自らの危険をも顧みず、毒見をしたほどでした。孝行は誰もが知っていますが、実行はなかなか難しいものです。それに対し、皇帝の地位にありながらの漢文帝の孝行は、神のごとき志(こころざし)と賞されました。 そのような文帝の時代は、国栄え民が安心して暮らせる世でありました。 臥氷求鯉 がひょうきゅうり 王祥(おうしょう)は、幼くして母を亡くしました。 父が再び妻を要ったため、王祥は継母に育てられました。世の常で、継母は父に子を憎ませるように仕組みます。 ところが父に憎まれても、王祥は全く父を恨まず、継母に対しても、孝行を尽くしました。 ある真冬の寒い日、継母が生魚をどうしても食べたいというので、王祥は河へ行きましたが、一面が氷に閉ざされ、魚を捕まえることができません。 そこで王祥は、裸になって体温で氷を融かそうと、氷の上にふしました。 すると驚くことに、氷がわずかに融け、魚が二匹躍り出たため、王祥はすぐに捕まえ、継母に食べさせました。 これは孝行の力で起きたこととされ、以来、毎年同じ場所に、人のふした形ができると伝えられています。 十支 じゅうにし 地蔵堂の広縁の蛙股(かえるまた)には、御堂を四方から囲むように十二支の彫刻が配されている。 十二支は三千年以上前、中国の殷(いん)で生まれたとされ、もともとは草木の成長過程を十二段階で表したもので、後に動物の名が当てられたものとされている。 干支(えと)は、十干と十二支を組み合わせたもので、五や十、十二や六十など、あらゆる周期で、方角や時間などの天地の摂理(せつり)を表現している。 日本には、佛教伝来と同じ頃に伝えられたとされている。
https://w.atwiki.jp/shuinn/pages/2954.html
西福寺 京都府京都市東山区、六道の辻・西福寺の御朱印「法王殿」です。 平成29年の「京の冬の旅」で公開された際に授与された「阿弥陀如来」の御朱印です。 平成30年秋季「第54回京都非公開文化財特別公開」にて授与された御朱印「無量寿」「阿弥陀如来」「不動明王」「地蔵堂」です。 ★住所 京都府京都市東山区轆轤町81 -
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/16705.html
登録日:2010/06/10(木) 04 39 48 更新日:2024/08/11 Sun 07 34 40 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ラスボス 中の人 俺の屍を越えてゆけ 俺屍 朱星ノ皇子 高山みなみ 黄川人 こんちは。は、じ、め、ま、し、てッと! ボクの名は“黄川人” 君たち一族を助けるように神様から言われてね で、ボクはやってきたってわけ PlayStationで発売されたRPG俺の屍を越えてゆけの登場人物。 黄川人と書いて「きつと」と読む。 赤毛で左目付近にある緑の刺青のような模様が特徴の美少年。陽気な性格だが皮肉屋で言動から腹黒さがうかがえる。 CV.高山みなみ ■人物概要 物語の序盤から鬼討伐に赴く主人公一族の前に現れ、天界の使いっ走りと自称するアドバイザー。実体はなく霊体。 最序盤ではダンジョンでの立ち回りや戦闘の注意をしてくれるが、一族が経験をこなしてくると出向先のダンジョンにまつわる逸話などを教えてくれるようになる。 もっとも皮肉たっぷりで茶化した語り口なのでその全貌はようとして見えにくいのだが……。 朱点童子が根城とする大江山に向かう時だけはお茶らけたいつもの雰囲気は無くなり、マジモード。 彼もまた朱点の呪いによって今の霊体だけの姿になったことを教えてくれ、主人公一族が朱点を倒せば一緒に戦え……ん?戦う相手がもういないぞ? そんな早とちりもしてしまうが、成長した一族は黄川人と約束を交わすことになる。 朱点を倒し、肉体が元に戻れば家に招待すること。 そこは小さな川や山があるささやかな庭で、一族と一緒に自身の確かな二本の脚で散策したいということ。 その約束は、朱点を倒してから確かに果たされることになる。 以下ネタバレ 昔、ここに小さいけど都があったんだ ある日悪い奴らが来て、火をつけて燃えちゃったけどね…… 父さんは女に化けた奴に後ろから斬られた 母さんは自分から身を差し出したんだ ボクと姉さんを助けるためにね 奴らは母さんを好きにした後で、ボクに呪いをかけた…ボクの力を封印するためにね アハハハ……ひどい話だろ? だから!同じお返しをしたくらいじゃゼンゼンたりない!! 正体は主人公一族に呪いをかけた 朱点童子 。 大江山を根城とする大鬼の朱点童子を倒すと、その身体の中からストリップショーをしながら現れる。 当然 全裸で。 そして遠く哀しみに満ちた目で上述の身の上話をする。 怒りに満ち満ちた復讐宣言を行い、復讐劇の本番の幕が開かれたことを告げる。 ……ここからが、黄川人の宣言通り俺屍というゲームの本番開始である。 ■生い立ち 母は女神の片羽ノお業。父は人間。つまり神と人間のハーフである。 神と人間の間に誕生した子供は稀に両親よりもはるかに高い力を持つことがあり、これこそを 朱点童子 と呼ぶ。 黄川人と彼の姉は両者共に 朱点童子 であり、人界と天界の二つを巻き込む大きな火種となった。 二人が生まれた頃の天界は、人と積極的に関わろうとする革新派と、関わりを持たないようにする保守派の勢力に二分していた。 革新派は姉弟を人間界の指導者として祭り上げて大江山に都を築き、保守派は時の帝を利用し姉弟の討伐を目論む。 戦いが繰り広げられた大江山で父、姉が死亡。母は子供を庇い人間に捕まる。 この時黄川人はまだ乳呑み児であったがどうにか逃げ延び、当時は普通の人間だった九尾吊りお紺に拾われた。 拾ってくれた礼からか黄川人はお紺に富をもたらすのだが、これがかえって金の業を呼び家族は破綻。絶望したお紺は黄川人と心中する道を選ぶ。 それでも二人の女神の計らいで生き延び、忘我流水道に流されそこで隠居生活を送っていた氷ノ皇子に拾われることになる。 父親替わりである皇子の人柄のおかげか、黄川人はまだこの段階では大人しくしていた。 彼の狂気の最後の一押しをしたのは、これらの 朱点 にまつわる神と人との因業からまったく関係のなかった敦賀ノ真名姫との出会いだった。 人の欲に翻弄され、膿が沸き傷だらけの身体で打ち捨てられた真名姫を介抱し、そして彼女の死を看取った黄川人の中で溜まっていた何かが遂に爆発し、赤子を復讐の鬼へ変貌させた。 天界は多くの神々の犠牲を払いながらも黄川人を頑丈なだけが取り柄の赤鬼の中に封印することに成功。 だが身体を封印してもなお鬼朱点の行動を操ったり、霊体だけで黄川人は行動できたため京は相変わらず鬼どもに荒らされていたという次第である。 そして一組の夫婦がこの鬼朱点を討たんと大江山を登ったことで、本編のストーリーに続く。 ■戦闘関連 封印を解いた後は黄川人のお家の鍵となる彼の七本の髪の毛を集めることになる。 髪の毛は一本一本が各ダンジョンの最奥部にあるため、ボスを倒してからでなければ入手できない。 ……さて「戦闘関連」という項目で髪の毛の話題をしていることからお察しするかもしれないが、 髪とは名ばかりでその姿と力は大蛇や龍である。 本体である黄川人との戦いでは最後の八本目である八ツ髪が現れるため、八本の髪の化け物込みで黄川人という 朱点童子 は成立しているのである。 元ネタの酒呑童子は八岐大蛇を祖とするという話もあるため、このような設定になったのだろう。 「あの格好の悪い鬼の姿じゃボクの力は半分も出せなかったからね」とは本人談だが、髪一本でも鬼朱点より強いのでこの言葉は全く正直な話である。 ラストバトルでは先述通り、八ツ髪と共に主人公一族に襲い掛かってくる。 本体の放つ雷獅子、八ツ髪の寝太郎がとくに危険。 どちらかを倒すと戦闘終了するので、走竜の薙刀で刈り取れる八ツ髪を狙うのがベター。 ここまで来れた一族なら、それまでのザコ戦で消耗していない限りやられることはないだろう。 これに勝つと「阿朱羅」という名の、見るも経緯もおぞましい第二形態へと移行。 実質イベント戦で楽勝…… だった 。 リメイク版では文字通り鬼のような強化をされており、凄まじい火力で一族をフルボッコにしてくる。 連戦での回復も体力のみになっており、健康度も技力もそのまま。PS版と同じ気持ちでやっていると待っているのは葬式多発案件である。 見事戦闘に打ち勝ち、一族の呪いを払うと……。以下ネタバレのため白文字で記述。色反転で。 「兄弟」とすら呼んだ一族との戦いで黄川人の怒りや憎しみも払われたのか、赤子の姿に戻り片羽ノお輪に抱かれて昇天した。 リメイク版ではクリア後の交神対象として「朱星(アケボシ)ノ皇子」の名で選択可能。姉弟揃って鬼のような奉納点が必要だがな! そして、姉を一発ブン殴りたいであろう一族に、最後の道先案内人としての役目を果たすことになる。 「俺屍2」では朱星ノ皇子として登場。同作のプレイヤー一族黄泉返りの案内役として現れ、復讐を煽る。 ■関連人物 太照天昼子 現天界トップの女神。実姉。つまり彼女が二人目の 朱点童子 。 本作の黒幕とも言える人物であり、自らの抹殺計画を知った黄川人は「こんなえげつないことを思いつくのはあの女だけ」と漏らすほどの暗い感情を煮えたぎらせた。 彼女自身も神々と人との因業の被害者だが、それにしたってやることがえげつなさすぎるのである種黄川人と同調できるプレイヤーは少なくなかった。 なのでリメイク版でブン殴れるようになった(弟殴り飛ばしたくらいで挑むと逆に殴り返されるが……)。 ちなみに見た目がそっくりのイツ花との関係については彼女たちの項目参照。黄川人からは実質他人扱いされている模様。 片羽ノお業 実母。相翼院のセクシーキックかーちゃん。 ゲームOPで語られている通り、この人が一人の男に恋をしたことから全ては始まった、正に「業」の名にふさわしい天女。 九尾吊りお紺 大江山から落ち延びた黄川人を拾い育てた元は人間の女性。 黄川人はお礼にその力でお紺に様々な金運をもたらすが、それがかえって金の業を呼び彼女の周りの人としての幸運が奪われることになってしまった。 絶望したお紺は赤子の黄川人の首を絞め、その後自分も首をくくって死亡。 このことは黄川人の心に相当な傷を残したらしく「勝手に死ぬ母親なんかいらない」とコメントを残している。 氷ノ皇子 育ての親。産みの親は死に、お紺は上述通り無理心中と散々な目に逢ってきた黄川人にやっと現れた、まともな保護者。 モチーフに幸福な王子が含まれており、一族が出会う頃の姿はかの童話で例えるならば鉛の心臓。 天界最強クラスの実力を備え、容姿端麗で慈愛深い性格の完璧超神。施しの神であり、人々に自らの熱き血肉を与えることで力を分けていた。 赤子の黄川人を保護したまではいいが、乳をねだる彼に男神である皇子はやろうにもやる乳がない。 困り果てた彼は乳のかわりに自らの 血 を赤子に与えてやると、呑むわ呑むわ遂には皇子の身体は氷のように冷たくなっていた。 こうして文字通り身を削り、術や歌などを教えて育てた黄川人= 朱点 を皇子は我が子のように想っており、彼の凶行を止めるでもなく忘我流水道で隠居生活を送っている次第である。 敦賀ノ真名姫 友人。小麦色の肌が艶っぽい人魚のねーちゃん。 最終形態で使う術に真名姫があることや「きっと君たちとは友達になれる」と称して紹介するなど、袂を分かってからも思う所があった様子。 真名姫側も基本的に黄川人の味方であるスタンスだったが、最終的に一族に味方するであろうことを黄川人も分かっていたのだろう。 ちなみに本人申告の話から考えると、野良犬の群れに放り込まれてそれでも死ぬに死ねず川に流され漂流した所を黄川人に拾われるという壮絶すぎる出会いをしている。 片羽ノお輪 伯母。冒頭で彼女の子=プレイヤー一族初代当主を人質にして捕え、以後化け物を産ませ続けていた。 実際の関係は知っていたはずだが、母の双子ということで重ねて見ていたようで「ボクの母さん」とまで呼んでいる。 ■語録 それと、仲間の健康度にも気を配れよ。疲れってヤツは、月が変わるとドッと出るもんだからね アハハハ…「忘れてました」じゃ、すまないゼ 君たちがあの鬼にかけられたのは、短命の呪い。でも、暖かい家族がいる ボクのほうはこの姿のまま永久に死ぬこともできず、ずっと独りぼっち… 不謹慎かもしれないけど、ときどき君たちのことが無性にうらやましくなる 飽きた人形がふたつそろったら、捨てる前に人形同士ぶつけて戦わせて遊ぶのサ 壊す手間が省けるし、自分でやるわけじゃないからさほど心も痛まない それに飽きたとは言え、かつて愛したオモチャ同士の殺し合いだ。興奮しないわけがない クククククク…退屈しのぎとしては、最高の見世物サ ボクたち鬼と君たち人の戦いにはゼンゼン似てないよね?そう思わないかい? おやぁ…? ボクの母さんが君たちの知り合いの誰かに似てたかな? ボクと姉さんの言い分、どっちを信じるかは、君たちの自由だ。 …自由ね。ホント都合のいい言葉だよ 追記、修正は鬼の腹の中からストリップダンスで登場してからお願いします △メニュー 項目変更 アハハハハ… この項目が面白かったなら……\ポチッとサ/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 2にも出るっぽいけどどう絡んでくるんやろ -- 名無しさん (2013-09-21 10 00 11) 復讐に手を貸すかわりに、例の二つの呪いをかけるらしいですよ? -- 閲覧者 (2014-02-20 18 58 30) 姉と同じくらい偽最強遺伝子の塊なのがなぁ。 -- 名無しさん (2014-02-20 19 19 27) それにしても、父親はどんな人だったんでしょうね? 私の見解では、二人の容姿は昼子=お業+父親÷2 黄川人=お業似ですが……?? -- 閲覧者 (2014-02-20 22 36 22) ↑3 -- 名無しさん (2014-02-22 01 39 04) 間違えた↑4 例の呪いをかけてくるのは清明らしいっすよ。 -- 名無しさん (2014-02-22 01 40 05) あ、そうなんですか? 様々な憶測がネット上で飛び交っているのでどちらともえませんが…… -- 閲覧者 (2014-02-22 02 27 24) 2でも相変わらずのダンジョン解説ありがとうございます -- 名無しさん (2014-07-20 09 36 35) 読み仮名は書かなくていいの? 予備知識なしで何人読めるか… -- 名無しさん (2015-01-31 20 58 35) ↑記事の二行目に読み書いてるし別にいいんじゃない? -- 名無しさん (2015-01-31 22 22 13) ↑少し前までは書いてなくなかった? -- 名無しさん (2015-01-31 23 09 24) 若干設定が間違ってますよー。 -- 名無しさん (2015-11-23 00 07 12) 同一人物で有り、同一人物では無いって感じで魂と身体になり身体に残った少しの魂が人間のイツ花になり魂は神の昼子になったって設定だったはず。 -- 名無しさん (2015-11-23 00 14 04) 未だにあの謎ダンスを夢に見る -- 名無しさん (2015-12-22 20 51 13) この兄弟が産まれて「神と人でも子ができる」ことが解って天界てんやわんやの設定が2でぶち壊されるとはだれが想像したろうか。 ※もっと昔に神と人(+鬼?)で子供が産まれてたことになったがその時は天界が別に騒いでないというおまけ付き -- 名無しさん (2016-08-23 11 20 19) 負けた後また最終決戦やると「もうこんな生き地獄うんざりだろ?さっさと終わらせてラクになりなよ(意訳)」なんて半分本人に返る発言があったり -- 名無しさん (2022-05-13 21 16 15) 基本的に主人公一族のこと大好きだからなこいつ -- 名無しさん (2024-06-23 01 08 17) 化物を産ませるってあれ黄川人がお輪と交神してたってこと?ただ産ませてたんだとしか言われてなかったからどうやって?って思った -- 名無しさん (2024-08-11 07 34 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/250.html
「社長、そろそろ(お店)閉めますか?」 「そうね、よっちゃん」 「はーい」 「ごくろうさま、あっそうだ!よっちゃん あなた休み欲しくない?明日お休みにしてあげるわ」 「突然なんですか?いいですよ社長、休みなんか。 第一、社長の食事の用意とかどうするんですか?」 「あらぁ、よっちゃん私だって料理くらいできるのよ。 それに近頃はコンビニなんて便利な物もあるのよ」 「うわっ、社長がコンビニに・・・似合わね~」 「とにかく明日、お休みにしてあげる。 どうせヒマなんだから、プロフェッシナルに遊んできなさい」 「そうですかー?それならお言葉に甘えて」 地蔵堂の戸締りを住ませ二階の自室に戻りベッドに横たわり天井をながめる、よっちゃん。 「休みつってもよー何すりゃいいんだ?やりたい事も特にないし、行きてートコも・・・。 あぁ!(部屋の中のあるモノに目が止まり)忘れてたよ、どうなったかな~ よし!あそこ行ってみよっ!元気にしてんのかな? そうと決まればっ準備準備!」 朝、身支度をすませ出発の挨拶をしに社長のデスクの前に立つよっちゃん。 「えっと、昼食はテーブルの上に夜はカレーを作ったんで温めて食べてください」 社長は書き物をしていた手を休め、よっちゃんの格好を見て。 「!、そう あそこ行くの?なつかしいわね。 遊びとは言えないけど、なかなかいいんじゃない」 「それじゃ、社長いってきます」 「いってらっしゃい」 バイクに跨り、住みなれた町・馴染みのない町・バイクの排気音がやたらとうるさく感じる風景を 通り過ぎ、そのもう少し向こうの懐かしい町の一軒のお店(工房)にバイクを停めた。 「変わってねーな、 うへっ 髪ペッチャンコだ!」 カラン、コロン 「いらっしゃいませ~」(ちらっとこちらを見て忙しそうに動き回る店員たち) 「(記憶の中の店内と比べながら歩き回り)色んなのがあんだな~ お!これ涼しそうじゃん」 「メッシュをお探しですか?」 (不意に話かけられビックリする自分に休日を実感する) 「いや、久しぶりに来てね!革ジャンっていろんなのあんだな~って」 「お客さまのシングル(革ジャン)、古そうですねー、 すごく大事に着てもっらてて、ここにいる革ジャン達がうらやましがってますよ」 「そんなコトないよっ ただ飽きないから着てるだけですよ」 (大事にしている革ジャンを女性店員にほめられ舞い上がる) 「あぁ ほんとだ、いい感じに馴染んでますね」 (店長らしき人物が二人のやりとりを耳にして作業を中断し、たまらず会話に入ってきた) 「あれ?これ、おやじがつくったヤツにそっくりだな」 「・・・」 「お客さん、ひょっとして?間違ってたら御免なさい、名梨さんですか?」 「え?なんでオレの名前を?」 「あぁ!やっぱり、僕ですよ!広(ひろし)、この工房(革ジャン工房)でウロチョロしてた 中学生の広ですよ!」 「あぁ!おやじさんの息子の、ぜんぜんわかんなかった!広かぁ」 「名梨さんこそヒゲ伸ばしてて、いやー懐かしいなぁ」 「え?今、お前が店長やってんの?で、おやじさん元気か?今も革ジャン作ってんのか?」 「僕も作るには作るんですが、最近は経営の方がメインで。 おやじも三年前に職人を引退して、そしたら気が抜けちゃったのか一年もしないうちにポックリと」 「そっか、おやじさん亡くなったのか。残念だな、社長もさみしがるよ」 「社長って?」 「オレの師匠の真境名マキ、マキナのおばちゃんだよ!」 「あ~、おばちゃんって言ったらブッ飛ばされて強烈でしたよ。 マキナさんはまだ現役でご活躍されてますか?」 「おぉ!そりゃぁピンピン、ガミガミこき使われてるよ!ははははっ」 「ははははっなつかしいな~、あ!そうだ是非、僕に名梨さんの革ジャン作らせてください!」 「ん?あぁいいよ!今日はそのつもりで来たんだし」 「それじゃ!早速デザインと採寸を!」 思い出話で盛り上がり、時より大きな笑い声にあふれた店内で採寸とデザインを決め、 帰り支度を終えてバイクに跨りエンジンをかけ。 「そんなしょっちゅう来れねーから、これ(封筒)先に」 「なんですか?」 「30万くらいで足りるか?」 「・・・名梨さん、本気で言ってるんですか?おやじがここにいたら殴ってますよ! おやじが、もちろん僕も、どれだけ感謝してるか! 恩を返しをしたくてもマキナさんも名梨さんも、何処にいるのか分からないし。 だからここでずっと来てくれるのを待って革ジャンを作ってたんです。 僕はあの時、子供で何にも知らなかった! 後からおやじに聞かされて、 今の僕たちが在るのはマキナさん!名梨さん!あなたたちのおかげだと! 僕にあの時のお礼をさせてくださいよ! 今度は僕の作った革ジャンで、名梨さん!」 「そっかごめん、これは忘れてくれ!わるかったな広」 「いえ、革ジャンくらいでしかお礼できませんが」 「革ジャン屋が何言ってんだよ!最高じゃねーかよ!ありがとな。 それじゃ、寸方チェックとかあったらまた電話してくれよな?いつ来れるかわかんねーけど」 「僕が地蔵堂?へ伺います、マキナさんにも会いたいし。 おぉ!そりゃいいな!じゃっ待ってるからな またな!」 「ありがとうございました、それではまたぁ!」 バイクが去り、よっちゃんの消えた方向を見つめる広に女性店員が近寄り。 「あの人が名梨さんだったのね。 名梨さんが着てた革ジャン、お義父さんが作った物だったんだ」 「あぁ、 おやじは昔、マキナさんと同じ組織にいてね、仲間だったんだ。 でも母さんやオレたちを危険な事に巻き込みたくないのと、 大好きだった革ジャン屋を本業にしたくて組織を止めると決めて・・・ その時、マキナさんがいろんな人に頭を下げ、体を張って俺たちとこの工房を守ってくれたんだ。 名梨さんは、まだスパイの見習いでマキナさんの弟子だったんだ。 オレはそんなの知らなくてさっ、おもしろい兄ちゃんが来て遊んで、」 「兄ちゃんが来て遊んでくれた。何回も聞いたわよ、覚えちゃった」 「これはオレたち家族の歴史なんだ、子供ができたら話して聞かせるし、忘れちゃいけない」 「そうね、この子にも早く聞かせてあげたいわ」(お腹に手を当て) 「え?もしかして・・・」 帰って来たよっちゃんはバイクをねぎらう様にピカピカに磨き上げ、地蔵堂へ。 「ただいま戻りました~、あれ?何で社長、そんなモン(カップラーメン)食べてるんですか? カレーあったでしょ?」 「あぁ~あれね、夕方、ニコとロボが来て全部食べちゃった」 「あいつら~」 「見てたら、どんどん食べちゃうの。 何だか最近、ニコもロボに似てきたんじゃない?おいしそうに食べてたわよ~」 「何か作りますよ」 「いいわよ、ニコとロボにコンビニ連れて行ってもらってこれ(カップラーメン)買って食べたから。 楽しいのねーコンビニって、また行こうかしら。 何やってるの?休みは明日の朝までよ!ボヤボヤしてていいの?」 「わかりましたっ!遊びにいってきます」 再び、地蔵堂の外へ飛び出していくよっちゃん。 「いい顔になってきたわ!あっという間ね、人の成長なんて」 おわり